木星は「ラッキースター」とも呼ばれ、拡大や発展を司る幸運の天体。1つの星座に約1年滞在し、その期間にどんなことにチャレンジしていけば芽が出やすいのか、どんな分野に目を向けることでチャンスが広がるのか、そういった流れを読むための星として、大切にされています。1年の行動指針として、年運に加えて「木星の運勢」も意識するようにしましょう。
私のカレンダー「STELLA’S TAROT CALENDAR」にも、木星が星座(サイン)を移動する日が記載されています。この日は、大きな運勢の変わり目となりますので、ぜひ注目してください。
|木星は【拡大】や【発展】を促してくれるラッキースター
木星は、約1年で1星座(サイン)を移動するため、古来においては、その1年にもたらされる恵みを占う星とされていました。つまり、社会的な幸運やチャンスの象徴であり、拡大を援助してくれるような影響をもたらす星なのです。各サインを訪れるのは12年に1度となるので、それぞれのサインにとっては12年に1度の幸運期となるのです。
社会への貢献や感謝を示す星でもあるので、どういった分野で社会的に貢献し、活躍していくことができるのか、ということを表す星ともいえます。その時期の社会はどういったことに期待するのか、人々が幸福を感じるのはどういう方向なのか、そういったことも示してくれます。
また、木星が示す年代域は、40代から50代の中年期であり、内面も人生の目標も成熟し、社会全体への貢献を考えた時のような状態を表しています。木星を個人のホロスコープを読み解く時に利用する場合は、この年代域に達成することなどが表れてくると考えられています。
|木星の幸運は「棚からぼたもち」のようにやってくる
木星がもたらす幸運は、棚ぼた的にラッキーなことが舞い降りてくる、と言われていますが、ただ待っているだけでは幸運は落ちてきません。目標をしっかり見据え、社会のために貢献しようとする人々にとってこそ、訪れるものだということを意識する必要があります。
何かしらの意識や目的に集中して、コツコツと行動することによって、思いがけない発展がもたらされたり、可能性が広がり、選択肢が広がっていくのです。
|木星の運勢を味方につける方法
木星の運勢を味方につけるには、目的意識と、そこに向かって行動することが重要です。そのときに最適な方向性や方法を選び、少しずつでも行動することで、木星の助けを得て大きくステップアップすることができるでしょう。
漫然とそのときを過ごしていては、せっかくのチャンスを逃してしまうことにもなりますし、トラブルや失敗など、拡大したくないものが拡大してしまうと、どうにも隠しきれなくなってしまう恐れもあります。また、木星が逆行している時には、せっかくの良いムードが悪い方向へと作用してしまうこともあるでしょう。
まずは木星の移動サイクルを知り、その時期にどんなことが拡大しやすいのかということを知り、どんなことにチャレンジしたらいいかを確認してみる。最適な方向へとチャレンジすることで、幸運というチャンスは手に入りやすくなるのです。下記に「どんなことが拡大しやすいのか」を星座(サイン)ごとに説明しています。今は何座の木星期なのか、を調べたらそれぞれの星座の特徴を確認してみましょう。
|木星と星座について
木星を支配星に持つのは射手座。12年に1度の「射手座木星期」が最も木星の影響力が強くなり、そのエネルギーの恩恵や良い影響を受けることができます。
それでは、木星が各星座の場所にいる時の「順行時、逆行時」それぞれの運勢をご紹介します。
牡羊座の木星
〈順行時の運勢〉
牡羊座の木星が象徴するのは、上手な自己アピールです。この時期は、控えめな姿勢でいると損をするかもしれません。自分が良いと思うこと、正しいと思うことを、社会にどんどん発信していきましょう。きちんと自分の意見を伝える正々堂々とした姿が、評価に繋がる時です。また、夢や希望、叶えたいことも、口にすることで実現に向かう暗示です。なぜそれがやりたいのか、どういう風に実現したいのか、たくさん語りましょう。共感や賛同も得られ、自然と仲間も集まり、支援者にも恵まれるはずです。特に、損得勘定や、私利私欲ではなく、正義のために信念を貫くような行動に、注目が集まります。信念を貫くこと。それが重要なポイントとなるでしょう。そういった声をあげる人が世の中的にも増え、中にはカリスマ的なリーダーも出てくるでしょう。もし、信念が共通していて、お互いの主張に共感できる人がいれば、一緒に発信していくことで、相乗効果は何倍にもなりそうです。 そして、チャレンジは、新しい分野であるほど、成功率も高まります。ずっと変化できずにいたような古い体質を変えることや、悪しき慣習を取り払うことなど、誰も手を付けられなかったようなことにも今こそチャレンジする時です。もっと良い環境を求めて、自分が正しいと思うことを信じて、突き進みましょう。
〈逆行時の運勢〉
牡羊座で木星が逆行している時は、自分にとっての正義が、誰かにとっては悪となってしまうこともありそうです。あるいは、良かれと思った行動によって、調和の取れていた環境をただかき回してしまっただけとなってしまうことも。やっかいなのは、それが「善意からくる行動」であるということです。自分自身の行動に関しても、それが独りよがりではないかと、一度立ち止まって考えてみることで、トラブルを防ぐことができるでしょう。逆に自分がそういった善意に振り回されてしまったときは、中立的立場で、冷静な対応を心がけると良いでしょう。
牡牛座の木星
〈順行時の運勢〉
牡牛座の木星が象徴するのは、財運です。 この時期は、経済が大きく回ることで、社会がより活性化されるといえるでしょう。人々の価値観も、物質的な豊かさに重きをおく傾向が高まりそうです。様々な「豊かさ」が、人々の幸福度に大きく影響を与える、そんな時期です。 まず一つには、自分の収入や財産に関する意識を高めることで、より一層情報も入ってくるようになり、財運を活性化することができます。意識をすることは、知識欲にも繋がるでしょう。ひとつ知ることで、さらに次のステップが気になるようにもなります。それらが知識や経験となって蓄積され、センスとなって一気に発揮されるのです。そうすることで、最終的には普段は気付かないようなビジネスチャンスに目がいくこともあるでしょう。それが、財運の可能性を最大限に広げる木星の運気を、うまく掴むということです。 また、形に残らない贅沢に対する価値観も高まります。美味しいもの、豊かなサービス、記憶に残るイベント、旅行、など、その一瞬を切り取る心の豊かさに対する出費を惜しまないことが、幸福感に繋がるでしょう。消費は経済を回す一番のカンフル剤でもありますから、社会が華やぐ時期となりそうです。それぞれが価値を感じる豊かさに投資することは、社会を回すだけではなく、それぞれの内面を豊かにしてくれます。それは目に見えない「財産」となり、あなた自身の可能性を広げてくれるでしょう。
〈逆行時の運勢〉
牡牛座で木星が逆行している時は、散財に注意が必要です。自分の許容範囲を冷静に把握しておかないと、金欠に苦しむことになりかねません。特に、ローンやクレジットカード払いには注意が必要です。自分で思っている以上に使っている可能性が高いので、レシートを必ずもらうようにして、簡単な家計簿アプリなども活用し、収支を把握しておきましょう。また、やみくもに欲望に任せて手を出すのはお勧めできません。今お金をかける価値があるのか?一度立ち止まって考えてみてください。
双子座の木星
〈順行時の運勢〉※2024年5月26日〜10月8日・2025年2月5日〜6月10日
双子座の木星が象徴するのは、コミュニケーションと知性です。 知的分野の盛り上がりが見られ、新たな発見や発明なども期待できそうです。知的好奇心の高まりと同時に、マルチな活動が流行してきます。仕事のあとの習い事や、ダブルワークなど、興味のあることへのフットワークはどんどん軽くなりそうです。また、そういうアンテナをしっかり張って、空いた時間を有効活用していくことで、学びを深め、資格を取るなど、自らのスキルアップが望めます。この時期にしっかりとレベルアップし、次のステップを目指していきましょう。また、それを発信していくことで、まだ知らない分野の情報が入ってくることも。未知の分野へのチャレンジが広がっていくチャンスです。ニュートラルな気持ちで、一歩を踏み出してみてください。 また、人々の興味を掻き立てるような情報が社会をにぎわし、競合との差別化こそが、一歩抜きんでるポイントとなる時です。誰かと同じではなく、一味違った付加価値のようなものに、注目が集まるでしょう。 まさに「情報戦」ともいえる時期ですが、ある特定の情報と決めて追い求めるより、一見何のつながりも無いようなことでも、興味を感じたら飛びついてみることが開運のポイントです。雑学のようでいて、意外なところで繋がりが出てくる可能性もあります。選り好みせず「知ること」自体を楽しみましょう。
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また、今回の双子座木星期に送るメッセージとして、私はこの「ワンドの4」と「審判」のタロットを選びました。この時期には『楽しく過ごせる人と居場所を作る』ということ、そして双子座の好奇心を実行するための『決断力する意志』を持つことの重要さを伝えています。
そして、この双子座木星期のお守りとして、愛と神聖性を高める石と言われているピンクのクンツァイトを使用したブレスレットもご用意しています。「正義=女教皇」のように知恵と穏やかな心を持ちながら、「女帝」のように自分の欲しいものを得て、理想的な女性へとなっていく…そんな願いをこめたブレスレットに仕上がっています。こちらもぜひお守りとして身につけていただければ幸いです。
〈逆行時の運勢〉※2024年10月9日〜2025年2月4日
双子座で木星が逆行している時は、情報の真偽を見誤ってしまう恐れがあります。ちょっと聞きかじったことを、あたかも自分が考えたように知識をひけらかしてしまうことで、信用を失ってしまう場合もあるでしょう。知らないということを必要以上に恥ずかしく思うことはありません。情報に踊らされることで、結果的に自分の評価を下げてしまったり、活躍の場を狭めてしまったりする恐れがありますから、その期間の情報収集には注意が必要です。特に又聞きの情報を鵜呑みにしないよう、気を付けてください。
蟹座の木星
〈順行時の運勢〉
蟹座の木星が象徴するのは、人望です。人との繋がりこそが、この時期の開運ポイントとなるでしょう。 特に重要視すべきは、身近な人との深い繋がりです。家族との関係はもちろん、幼少の頃からの長い付き合いなどがあれば、大切にしてください。心を許せる限られた仲間やパートナーとの絆を深め、守り育てることで、内面が安定し、自己肯定感が高まるでしょう。自分が安定して初めて、周囲への愛情を持つことができるのです。その好意の連鎖は、幸せなコミュニティに繋がり、幸運のサイクルが広がります。 また、何かを始めるにあたっても、信頼できる仲間の存在が大きく影響する時です。まずはチームを組むことからスタートしましょう。メンバーはもちろんのこと、その関係性を構築することができれば、プロジェクトはもう成功したも同然です。チームの結束を固めれば、そこからは色々なことがトントン拍子に発展していくはずです。短期間での目標達成も、夢ではないでしょう。 意識するのは「相手の感情」です。周囲に自分の居心地が良い人を集めるのではなく、自分が周囲の人にとって心地よい存在になることを考えましょう。自然と波長の合う人が集まり、結果としてあなたにとっても居心地のよい最高のコミュニティができ上がるのです。お互いにとって良い影響を与え合う関係を築くことを意識すれば、運気は良い方向へと勝手に回り始めるはずです。
〈逆行時の運勢〉
木星が蟹座で逆行している時は、「情」と「依存」をはき違えてしまう恐れがあります。お互いに良い影響を与え合うことができる関係ではなく、いつの間にか相手に依存してしまったり、相手の為を思うあまりやり過ぎて相手をダメにしてしまったりといった、負の関係性から抜け出せなくなることも。それは、家族間や恋人だけでなく、単なる友人や、職場や学校での人間関係においても同じです。軸足は常に外に置いて、相手にのめりこみ過ぎないこと。人との距離感に気を付けたほうが良い期間となりそうです。
獅子座の木星
〈順行時の運勢〉
獅子座の木星が象徴するのは、エンターテイメント性。注目を浴びれば浴びるほど、実力以上の力を発揮することができそうな時期です。 この時期は、多少の演出も入れながら、自分をブランディングしていくことを考えてみましょう。全くのウソでは意味がありませんが、自分のウリとなる部分を見極め、それをどのように魅せるのが効果的か、どのような切り口でアピールするのか、そういった戦略こそが、この時期の木星パワーを味方につけることに繋がります。自分に対する注目度と、自信は比例し、ますます輝きを増すでしょう。また、そういった人にこそ、チャンスは集まります。いかに早く自分の強みを発見し、魅せ方を見つけることができるか、それが、この時期社会的に大きく飛躍するための大事なポイントだといえるでしょう。 それは、仕事やスキルアップ、収入などに直結するようなことに限りません。どちらかというと、遊びの延長のような「楽しい」を突き詰めた娯楽的なことを、率先して行ったり、フットワーク軽く参加したり、してみましょう。その中で、自分はどんな役割を担うことでこの「楽しい」空間を盛り上げることができるのか、考えてみましょう。そこから注目度もアップし、大勢の中の一人として、埋没するのではなく、輝きを放つ存在となることができるのです。
〈逆行時の運勢〉
獅子座で木星が逆行している時は、自己アピールが悪目立ちしてしまう恐れがあります。単なるスタンドプレーとなってしまい、周囲になじまず、孤立してしまう場合があるでしょう。そういう時は、周囲が見えていない時です。人との関わりの中で、自分が一番貢献できる部分は何かを考えてみてください。自分が目立つことだけを考えていては、運気の負のスパイラルから抜け出せません。周囲から認められてこその、注目度です。逆行の期間は、どちらかというと全体を押し上げるための行動を考えること。それが結果的にあなたの評価をあげてくれることでしょう。
乙女座の木星
〈順行時の運勢〉
乙女座の木星が象徴するのは、秩序とモラル。良識のある行動こそが、開運のポイントとなるでしょう。 やりたいこと、目標とする姿、希望や野望、それぞれにあるとは思いますが、まずは社会の秩序やモラルの向上あってこその実現です。意表を突いたアイデアや情報を制し集団から抜きんでるということが盛り上がる時期もありますが、この時期は、そういうことでは大成することはできないでしょう。混乱を招くだけで、卑怯な方法だととられてしまう恐れもあります。正々堂々と、整った環境で勝負することが、社会全体の安定となり、全体の活性化ともなることでしょう。 チャンスは「求められる場所」にあります。社会の一員として、自分に求められる役割を探してみましょう。もしかしたら、得意だと思っていることや、好きなこととは違っているかもしれません。しかし、与えられた場所や役割、勧められることに、一度チャレンジしてみてください。貢献度が評価され、結果的に成功を掴むことができる暗示です。自分の新たな才能に気付くきっかけとなるかもしれません。 また、物事を進めるにあたって重要なポイントは「詳細な分析」です。ノリや勢いでは、成功まで突き進むことはできません。現実的な視点で、実現可能なプランを組み立てましょう。それが「必要であるか」を考えることで、しっかりとした判断ができるでしょう。
〈逆行時の運勢〉
乙女座で木星が逆行している時は、頭でっかちでなかなか話が進まないといったことがあるかもしれません。マイナス面ばかりを挙げすぎると、一歩を踏み出すことすらできなくなってしまいます。ある程度落としどころを見つけて、一番リスクが少ないプランを選ぶ柔軟さを心がけてください。また、一度始めたことは、何があっても最後まで頑張らなくてはいけないというムードに、押しつぶされてしまう恐れもあります。周りが見えなくなってしまう場合があるので、ハードワークには気を付けてください。
天秤座の木星
〈順行時の運勢〉
天秤座の木星が象徴するのは、協調性やバランス感覚。客観性が、開運のポイントです。 争いを良しとせず、平和的なムードが漂う時期で、人々の善意が注目されるでしょう。つまり、出る杭は打たれるという傾向にもあるのですが、あからさまなバッシングにあうというよりは、居心地の悪さを感じてしまうといった状態かもしれません。この時期は、一人目立とうと自己主張するよりも、周囲の和を取り持つような姿勢に、評価が集まります。また、色々な人を巻き込んで取り組むことで、大きく発展していくことができるでしょう。 この時期は、多くの人が良いと感じるようなものが流行する気配です。尖ったものや、個性的なもの、一部の人にしかウケないようなものは、広まりにくい傾向です。美や道徳観といった、ある種普遍的なものや、時には古典的なものに注目が集まりそうです。 また、何かを成し遂げたいと思うならば、トリッキーな手段は選ばず、公正な手段で正々堂々と戦いましょう。自然と、周囲に賛同してくれる人が集まり、仲間が生まれる時ですから、補い合い、助け合い、自分ひとりでは成し遂げられないような大きなことを、達成できる運気です。人々の善意を信じ、周囲に感謝する気持ちを大切にすることが、この時期大きくステップアップするための重要なポイントです。
〈逆行時の運勢〉
天秤座で木星が逆行している時は、その善意が搾取されてしまう恐れがあります。「やりがい搾取」という言葉も生まれましたが、良いように使われるなど一方的な関係に陥ってしまう可能性があるので、相手に合わせ過ぎないことが、重要です。あくまでも基準は、自分が「やりたい」と主体的に感じること。相手が望むことを頑張るというスタンスは、マイナスの状態に陥った時、相手のせいにしてしまったり、自分だけ頑張っているような気持ちにもなります。共感は大切にしつつも、自分のために行動するというその一点を、忘れないでください。
蠍座の木星
〈順行時の運勢〉
蠍座の木星が象徴するのは、強い信念と隠された真実。 心の奥深くにある潜在的な意識や、今までタブーとされてきたような分野に、チャンスの兆しです。もしかしたら、目をそむけたくなるような、過去の過ちや大きな被害など、そういったことに向かい合うことも必要となるかもしれません。しかし、どんなことであっても、信念を持って取り組むことで、昇華される暗示です。人々が避けてきたようなジャンルに、今こそチャレンジしてみる時なのでしょう。そこにこだわる自分なりのポイントがあるのならば、結果として、奇跡ともいえる成功を収めるはずです。 また、潜在意識や深層心理と向き合うことで、他人との心の交流も深まります。シンパシーを感じる相手との結びつきは、相当強固なものとなるでしょう。何かを成し遂げたいと思うならば、想いを共有できる仲間が不可欠です。そしてその共有する想いは、漠然としたものではなく、かなり絞り込んだピンポイントなことであるほど、成功率は高まります。多くの人が賛同してくれるようなものでなくても構いません。むしろ、少数であっても、深い共感と強い支持を集めることができれば、それは大きく化ける可能性が高いでしょう。自分の心と向き合い、テーマを見つけてください。 そしてその深層を見つめる目は、市場を読む力にも繋がります、その洞察力を活かして、財を成すこともできそうです。
〈逆行時の運勢〉
蠍座で木星が逆行している時は、心の奥を分かち合いたいという気持ちが強すぎると、それが支配欲にも繋がります。関係性が深まれば深まるほど、その不健全さが増してしまうので、強い想いがうまく通じない場合、暴力的な解決を求めてしまう可能性もあるのです。あるいは、恋人や親友、ソウルメイトといった強い関係性に依存すると、排他的になり、周囲から孤立してしまうことも。まずは自分の過去や心と向き合うことを大切にしてみましょう。逆行の時は、周囲の様子を客観的に見つめることができる、良い距離感を意識してください。
射手座の木星
〈順行時の運勢〉
射手座の木星が象徴するのは、開拓の精神。また、木星は射手座においてその性質を強く発揮するので、上手に波に乗ることができれば、運気拡大のスピードも規模もけた違いでしょう。 この時期、気が乗らないことや、無理しないといけないことを、頑張る必要はありません。自然体で、恵まれる時ですから、社会的に評価されることと、自分の興味関心が合致することにおいて、生き生きと活躍することができるでしょう。趣味が実益を兼ねるといったこともありそうですね。初めから損得ありきで行動しないほうが、結果的に良い流れを掴むことに繋がりそうです。 また、ものごとの裏を読まないこと。社会を斜に見るような視点を持たず、素直な言動を心がけることが、成功のポイントです。ポジティブな言動が、良い運気の流れを呼び込みますから、ものごとの良い面を見つけるよう心がけてください。 そして、チャレンジすべきジャンルは、まだ誰も手を付けていないこと。とはいえ、新しいジャンルを探そうとするよりも、興味のままに突き進むことが大切です。周囲を気にする必要はない、ということです。また、世界へと目を向けることで、可能性はさらに広がります。偏見を捨て、ニュートラルな気持ちでニュースなどを知識として蓄えていくことで、色々な視点を持つことができるはずです。
〈逆行時の運勢〉
射手座で木星が逆行している時は、楽観的になり過ぎることで、地に足がつかないほど、意識が広がり過ぎてしまう恐れがあります。実現性の全く無い夢に突き進んでしまったり、万能感が高まり過ぎて収拾がつかなくなってしまうこともあるでしょう。先のことを意識しすぎるあまり、目の前が見えなくなってしまうことが原因です。そういう時は、過去の自分や、今現在の自分を客観的に見つめなおすことです。そこから大きく乖離するのではなく、地続きの未来が繋がっているのだということを意識してください。一歩一歩、着実なプランニング力が試されるでしょう。
山羊座の木星
〈順行時の運勢〉
山羊座の木星が象徴するのは、伝統。「古き良き」を守る姿勢と、一般常識を大切にすることが、開運のポイントとなるでしょう。 この時期、忘れてはならないのは、先人への感謝や尊敬です。先輩的立場の人達への感謝はもちろんですが、今ある環境など、当たり前にあるようなものにも目を向けてみてください。思い上がったような言動は、輪を乱すだけでなく、あなた自身への評価も下げてしまいます。気を付けてください。 また、社会の中の一員だという意識が、運気拡大のきっかけとなる時期ですから、組織力を生かしたシステマティックなやり方が効果を生みます。チームを組織し、適材適所を活かした配置で、それぞれが能力を発揮することが、全体の成功に繋がるでしょう。大切なのは、全体の利益を考えた行動を心がけること。それは、目先の利益には繋がらないかもしれません。しかし、巡り巡って個人のスキルアップにも繋がり、大きな成功を掴むこともできそうです。即効性はありませんが、コツコツと一歩ずつ積み上げる真面目さこそが、この時期の開運の秘訣です。 何かを成し遂げたいと思うならば、まずは事例研究から始めましょう。過去の教訓を生かし、成功のヒントをもらって、良いスタートを切ることができるはずです。既にある良いシステムをうまく活用することも、プロジェクトの成功に繋がります。
〈逆行時の運勢〉
山羊座で木星が逆行している時は、その真面目さがアダとなってしまう恐れがあります。 組織を大切にするあまり、その目的や意識の共有を忘れてしまうと、ただのシステムとなってしまいます。形を守ることを考え過ぎると、全体への思いやりが薄れてしまい、ルールや常識にばかり囚われてしまうこともあるでしょう。信念がから回っては、組織は上手く機能しません。組織やシステムとは、あくまでも目的達成のための効率の良い仕組みだということを忘れずに、人をしっかり見て、公平性や透明性を心がけてください。目的と手段が入れ替わってしまわないよう、気を付けたいですね。
水瓶座の木星
〈順行時の運勢〉
水瓶座の木星が象徴するのは、理想。何かを成し遂げたいと思うならば、まずは理想を掲げることが開運のきっかけとなるでしょう。 安定は時に停滞を生みますから、この時期はその突破口を探し、変化を恐れず行動することが、飛躍へと繋がります。例えば、システムや枠組みといった、当たり前に存在するものに対する違和感や疑問を、そのままにしておかないこともひとつです。多くの人が、疑問にも思わなかったり、どうしたら変わるのかわからず多少諦めたりしているようなことに対して、こうありたいという形に向かって一歩踏み込んでみることで、色々なことがうまく回り出す可能性大です。 また、これまで蓄積してきた経験値に則したやり方は、失敗も少なくなるかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもありません。場合によっては、過去のデータが全く役に立たない状況もありそうです。そういう時にアイデアを出し合い、新しい方法を生み出していくことで、革命を起こすこともできるでしょう。今までにない新しいスタイルが見つかりそうです。 さらに、理想を同じくする仲間にも恵まれる暗示です。今まで関わらなかったようなタイプの人とも、話が合うというだけで意気投合できる時期です。せっかくのチャンスを活かして、人脈の幅をどんどん広げていきましょう。自分の殻を破る、絶好のチャンスです。
〈逆行時の運勢〉
水瓶座で木星が逆行している時は、ただ「古い」というだけで悪としてしまう傾向があります。現実に対する不満が、間違った方向に向けられてしまうと、それは単なる反抗であり、反逆となってしまうでしょう。無駄に争いを生むだけで、良い方向には向かいません。古いものを壊すことだけが目的となってしまうと、その先には何も残らなくなってしまいます。最終的な理想形をしっかりと描き、それが皆の利益となるのかを、考えてみましょう。新しいことを追い求める一方で、意見の異なる相手へのリスペクトを忘れないことが大切です。
魚座の木星
〈順行時の運勢〉
魚座の木星が象徴するのは、奉仕の心と共感。 誰かの「困った」を解消するところに、チャンスが広がる暗示です。アイデアグッズのようなものはもちろん、「もっと世の中が便利になるように」という想いが、一歩抜きんでるポイントになります。とはいえ、自分や身近な人が困っていることでもなければ、気付くことも難しいでしょう。立場が違う人のことをいかに想像することができるかがカギといえますね。 また、弱い立場の人のことを考えた視点から見ると、気付きが大きいでしょう。競争が発展を生む時期もありますが、今はその軋轢がむしろ争いや対立を生む恐れがあります。全体の幸福を考えることで得られる心の安定によって、社会全体が落ち着きをみせます。それぞれが自分の役割を果たし、レベルアップすることができるでしょう 何かを成し遂げたいと思うならば、まず自らの利益は置いておいて、誰かのためを考えて動いてみることです。見返りを求めない、奉仕の精神が、開運のポイントとなります。行動が、すぐに大成功となるような盛り上がりはありませんが、誰かを助けようと起こした行動が、巡り巡って自分の為にもなるはずです。
〈逆行時の運勢〉
魚座で木星が逆行している時は、その共感力が災いし、自分の意志や気持ちがわからなくなってしまう恐れがあります。他者の影響が強すぎると、それが自分の希望でもあるように思えますが、ただ引きずられてしまっている可能性もあります。客観性を心がけましょう。その行動が一体何をもたらすのか、それは誰の為なのか、相手の気持ちを勝手に決めつけていないかについても、冷静に考えてみてください。 また、周囲の人の気持ちを慮ることによって、他人にどう思われているかが気になりだして、身動きが取れなくなることもあるでしょう。逆行の時期は、一旦負の感情に囚われるとそれに振り回されがちですから、一歩引いて論理的に状況を分析するよう心がけると、自分を見失わずにいられそうです。