ストロヘリスの村と
パラドールホテル

〈スペイン〉

 

聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の遺骸があるとされ、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大巡礼地に数えられている「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指します。

フランスからマドリッドへ渡り、スペイン北部をいく「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として知られ、多くの人々が訪れています。

今回はスペインのレオンのお話。ストロヘリスの村と、パラドールホテルをご紹介します。

ブルゴス大聖堂を出た後、タパスでランチ。
地元の食材をたっぷりいただき、ガイドのルイスさんと別れてブルゴスを出発。
巡礼路となるカストロヘリス村へ向かいました。

カストロヘリスの村は、サンディアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の村です。巡礼者のための宿も多く、村の起源はローマ時代にあるとされる歴史の深い場所。

その日は寒かったのですが、景色は美しく、ファンタジー映画に潜り込んだようでした。

街には巡礼者の像が置かれており、夏場は巡礼者や観光客で賑わっているらしいのですが、この日は人の姿がほとんどなく、まるゴーストタウンのようでした。

巡礼者のスタンプをいただける場所にいったのですが、クローズ。
とっても残念でした。

村全体も閑散とした雰囲気。街を一通り散策した後バスに乗り、レオンへと向かいました。

 

|レオン「パラドールホテル」

レオンの街は11、12世紀にはキリスト教最大の都市であったと言われています。中世にはレオン王国の首都となり、有名な聖堂やガウディをはじめとする歴史的に価値のある建築物が数多く存在する場所です。語ると長くなるので、聖堂とガウディの話は後日にしましょう。

我々が向かったのはパラドールホテル。

16世紀に建設されたサンマルコス修道院を利用したホテルです。
当初は巡礼者たちを保護していたサンディアゴ騎士団が巡礼者の救護施設として使用していたこともありました。

高名なホテルでプラテレスコ様式の長いファザードは圧巻です。美麗な内装や以前、会議室として使用されていたサロンも観光名所。ここでは歴史のある美術品や拡張の高い調度品が観覧できます。

そして美味しいワインと食事。旅の醍醐味はそこでしか味わえない食事にあると思います。

ツアー仲間のみなさまと存分にディナーを堪能。

夜にはライトアップもあり幻想的な気持ちに。久々の贅沢な夜でした。

そして翌朝は長いクラシックな回廊やホテル内の広い庭園を散策してから朝食を。


まるで王妃になったような優雅な朝でした。

観光所巡りで疲れた身体も、この一晩ですっかり回復しました。