エレファンタ石窟群(インド)
今回はインドのパワースポットの話をしたいと思います。私が海外に行くときは大抵、ビジネス絡みなのですが、今回もまず仕事を終えてからパワースポットに向かうことになりました。
早速、自由になった朝、プールサイドで朝食。実に優雅な気分です。
そして向かったのが、エレファンタ石窟群があるエレファンタ島です。
世界遺産にもなっているので観光客に人気があり、船乗り場には人がいっぱいです。
人混みをすり抜けて前に並んだので、何とか早めに乗船することが出来ました。
船が動き出すと同時にある商人が土産品を売りに私達のところへ…。値段のやり取りをして買い物を楽しみ、ようやくエレファンタ島に到着しました。
エレファンタ石窟群を目指して階段を汗だくになって登り、やっとのことで辿りつきました。
エレファンタ島は石窟遺跡でヒンドゥー教のシヴァ神を祭っています。
シヴァ神は破壊と創造を司る神様です。
石の壁画は見事なできばえで、アンコールワットの壁画にそっくりでした。
写真はエレファント島のお土産屋さんです。
じっくり壁面を見ながら、シヴァ神に纏わる数多くの物語を頭に思い浮かべていたのでした。
最終日は飛行機に乗るまでまだ時間がたっぷりあったので、
友達と一緒に馬車に乗って市内を回ることにしました。
約40分で600ルビーだと、日本円で約1400円位です。
ただし、お金をはらったときの相手の喜びようをみて、高い金額でOKしてしまったことに気づきました・・・。
さて、市内観光を終え、タージマハルホテルの最上階へ。夜景がとっても綺麗で、思わずうっとり見とれてしまいました。
毎日、毎日、部屋でゆっくりする時間もなく、スケジュールがびっしりと詰まっていましたが、インドのビジネスや市場、文化、世界遺産など、短い中で色々と知ることができ、素敵な旅でした。
エレシウスの遺跡-ダフニ-ポセイドン神殿-デルフォイ(ギリシャ)
ちょっと前の話にはりますが、ギリシャを訪問したときの話をします。
ギリシャはとにかく景色が美しい素晴らしい国でした。
多くの場所に出かけた中で印象に残った場所を厳選して紹介致します。
まずはエレウシスの遺跡です。
ひっそりとしていて人もまばら。
みなさまもあまり耳にしたことがないかもしれません。
観光地としては知名度が低いため、観光客としてここを訪れる人は、ほとんどいないそうです。
紀元前1000年前、ここで古代密儀が行われていたとされています。
別名、デメテルの秘儀とも言われ、内容を語ることが許されなかったため、実際になにを目的に行われていたからはっきりとわかりません。
ギリシャ神話の大地の女神デメテルとハデスにさらわれた娘、ベルセフォネを黄泉から取り戻す話しが基盤とした秘儀ではないかと言われています。
キリスト教が広まり、ローマ皇帝テオドシウス1世により多神教的異教の祭儀が禁止されると、密儀はなくなったそうです。
大地と収穫の女神デメテルのことを考えながら散策していると、道端に変わった花を見つけました。
ローマ時代のハドリアヌスもここで密議を受けたと言われています。
私も瞑想をし、はるか昔へと意識を飛ばしたのでした。
続いてダフニという町へ移動しました。
アテネから西11キロの地点にあり、ビザンチン時代のダフニ修道院のモザイクの天井画で有名なところです。
現在は中央聖堂しか残っていませんが11世紀のモザイクが残っている重要な場所です。
1990年にユネスコの世界遺産に登録されています。
しかし1999年の地震により、現在修復中。
そのため見学には人数制限があったのですが、 ラッキーなことに中に入ることができました。
モザイクの修復中のため足場が作られていたので、天井の近くまで登ることができ感動です。
さて、松の木に覆われているダフニという町の名前ですが、その由来は…昔、アポロン神に愛され、追いかけられてゼウスに頼んで月桂樹の木に変えてもらった水の妖精ダフネからその名が付けられたそうです。
ギリシャ神話に出てくる神様たちは大胆な物語が多いですね。
続いてポセイドン神殿です。
ここを訪れたときは天気が最高でした。見てください。この笑顔。
青い海は目が痛くなるほどの綺麗さに吸い込まれそうな感じです。
このまま日本に帰りたくないとすら思ってしまいます。
岬の先端にポセイドン神殿がありました。
この神殿は、アテネから約70キロほど離れたスーニオ岬の突端に立っています。
海の神、ポセイドンに捧げられたものとされています。
おとぎ話のような雰囲気の場所です。
ギリシャは歴史が深く、神話や伝説が数多くの残る神秘の国です。
大自然に抱かれながら、この地を回っていると、神話の神々の存在を感じるような瞬間もありました。
続いてデルフォイの紹介です。
デルフォイは古代ギリシャのポーキス地方にあった都市国家で、パルナッソス山のふもとにあります。
この地は、古代ギリシャ世界においては世界のへそ(中心)と信じられており、アポロン神殿で下される「デルフォイの神託」としても知られています。
船を降りてから、バスで3時間走り、コリンティアコス湾を望むパルナソス山の中腹にデルフォイがあります。
ここに至るまでは船の上で、エーゲ海の癒やしエネルギーをもらいリラックスしていましたが、ここに足を踏み下ろした途端、今度は大きな力のエネルギーを感じました。
古代ギリシャでは大地のへそとして、世界の中心と考えられていたデルフォイ。
紀元前2000年頃、大地の女神ガイアが大蛇ピュトンに守られた洞窟で神託を行っていたという伝説が残っています。
ミケーネ時代の終わり頃、ゼウスの息子アポロンがピュトンを矢で殺して神殿を建て、巫女ピュティアの身体を借りて神託を授けるようになった。
その後デルフォイは神託を受けに訪れる人が世界中からの巡礼者の絶えない地となったとされています。
これはアポロンの聖域の中にある世界の中心としてある大地のへそ。
ただし、これはレプリカです。
本物は博物館に置いてあります。下の写真が本物です。
へその周りには麦のようなものが全体についていました。
続いて神託が行われていたというアポロン神殿へ。
ここは紀元前4世紀頃の建築で、5000人を収容する客席を持つ劇場があります。
音楽と文芸の神アポロンにちなんだ演劇や音楽を中心とした祭典ピュティ祭が始まったところだそうです。
写真を撮り忘れたのが残念ですが、やはり神話そのものの美しい場所でした。
エレファンタ石窟群(インド)
【概要】
ムンバイ近海のアラビア海に浮かぶエレファンタ島にある岩山を掘ったヒンドゥー教の石窟寺院。
シヴァ信仰の中心地で、5~8世紀、グプタ朝時代に建設が始まったとされる。
世界遺産となっており、観光客にも人気のスポットとなっている。
ムンバイ近海のアラビア海に浮かぶエレファンタ島にある岩山を掘ったヒンドゥー教の石窟寺院。
シヴァ信仰の中心地で、5~8世紀、グプタ朝時代に建設が始まったとされる。
世界遺産となっており、観光客にも人気のスポットとなっている。
今回はインドのパワースポットの話をしたいと思います。私が海外に行くときは大抵、ビジネス絡みなのですが、今回もまず仕事を終えてからパワースポットに向かうことになりました。
早速、自由になった朝、プールサイドで朝食。実に優雅な気分です。
そして向かったのが、エレファンタ石窟群があるエレファンタ島です。
世界遺産にもなっているので観光客に人気があり、船乗り場には人がいっぱいです。
人混みをすり抜けて前に並んだので、何とか早めに乗船することが出来ました。
船が動き出すと同時にある商人が土産品を売りに私達のところへ…。値段のやり取りをして買い物を楽しみ、ようやくエレファンタ島に到着しました。
エレファンタ石窟群を目指して階段を汗だくになって登り、やっとのことで辿りつきました。
エレファンタ島は石窟遺跡でヒンドゥー教のシヴァ神を祭っています。
シヴァ神は破壊と創造を司る神様です。
石の壁画は見事なできばえで、アンコールワットの壁画にそっくりでした。
写真はエレファント島のお土産屋さんです。
じっくり壁面を見ながら、シヴァ神に纏わる数多くの物語を頭に思い浮かべていたのでした。
最終日は飛行機に乗るまでまだ時間がたっぷりあったので、
友達と一緒に馬車に乗って市内を回ることにしました。
約40分で600ルビーだと、日本円で約1400円位です。
ただし、お金をはらったときの相手の喜びようをみて、高い金額でOKしてしまったことに気づきました・・・。
さて、市内観光を終え、タージマハルホテルの最上階へ。夜景がとっても綺麗で、思わずうっとり見とれてしまいました。
毎日、毎日、部屋でゆっくりする時間もなく、スケジュールがびっしりと詰まっていましたが、インドのビジネスや市場、文化、世界遺産など、短い中で色々と知ることができ、素敵な旅でした。
2010.04.27
エレシウスの遺跡-ダフニ-ポセイドン神殿-デルフォイ(ギリシャ)
【概要】
◆エレシウスの遺跡
古代ギリシャのアテナイに近い小都市。
ギリシャ神話に登場する女神デメテルの祭儀のあった場所として知られる。
◆ダフニ
アテネ近郊にあり、ビサンティン建築のダフニ修道院がある場所として有名。
◆ポセイドン神殿
アテネの南方約60kmにあるスニオン岬の突端に建つ古代神殿。
海の守護神ポセイドンを祀っている。
◆デルフォイ
古代ギリシャのポーキス地方にあった都市国家で、パルナッソス山のふもとにある。
アテネから北西へ約170kmのところにあり、観光の人気スポットのひとつ。
◆エレシウスの遺跡
古代ギリシャのアテナイに近い小都市。
ギリシャ神話に登場する女神デメテルの祭儀のあった場所として知られる。
◆ダフニ
アテネ近郊にあり、ビサンティン建築のダフニ修道院がある場所として有名。
◆ポセイドン神殿
アテネの南方約60kmにあるスニオン岬の突端に建つ古代神殿。
海の守護神ポセイドンを祀っている。
◆デルフォイ
古代ギリシャのポーキス地方にあった都市国家で、パルナッソス山のふもとにある。
アテネから北西へ約170kmのところにあり、観光の人気スポットのひとつ。
ちょっと前の話にはりますが、ギリシャを訪問したときの話をします。
ギリシャはとにかく景色が美しい素晴らしい国でした。
多くの場所に出かけた中で印象に残った場所を厳選して紹介致します。
まずはエレウシスの遺跡です。
ひっそりとしていて人もまばら。
みなさまもあまり耳にしたことがないかもしれません。
観光地としては知名度が低いため、観光客としてここを訪れる人は、ほとんどいないそうです。
紀元前1000年前、ここで古代密儀が行われていたとされています。
別名、デメテルの秘儀とも言われ、内容を語ることが許されなかったため、実際になにを目的に行われていたからはっきりとわかりません。
ギリシャ神話の大地の女神デメテルとハデスにさらわれた娘、ベルセフォネを黄泉から取り戻す話しが基盤とした秘儀ではないかと言われています。
キリスト教が広まり、ローマ皇帝テオドシウス1世により多神教的異教の祭儀が禁止されると、密儀はなくなったそうです。
大地と収穫の女神デメテルのことを考えながら散策していると、道端に変わった花を見つけました。
ローマ時代のハドリアヌスもここで密議を受けたと言われています。
私も瞑想をし、はるか昔へと意識を飛ばしたのでした。
続いてダフニという町へ移動しました。
アテネから西11キロの地点にあり、ビザンチン時代のダフニ修道院のモザイクの天井画で有名なところです。
現在は中央聖堂しか残っていませんが11世紀のモザイクが残っている重要な場所です。
1990年にユネスコの世界遺産に登録されています。
しかし1999年の地震により、現在修復中。
そのため見学には人数制限があったのですが、 ラッキーなことに中に入ることができました。
モザイクの修復中のため足場が作られていたので、天井の近くまで登ることができ感動です。
さて、松の木に覆われているダフニという町の名前ですが、その由来は…昔、アポロン神に愛され、追いかけられてゼウスに頼んで月桂樹の木に変えてもらった水の妖精ダフネからその名が付けられたそうです。
ギリシャ神話に出てくる神様たちは大胆な物語が多いですね。
続いてポセイドン神殿です。
ここを訪れたときは天気が最高でした。見てください。この笑顔。
青い海は目が痛くなるほどの綺麗さに吸い込まれそうな感じです。
このまま日本に帰りたくないとすら思ってしまいます。
岬の先端にポセイドン神殿がありました。
この神殿は、アテネから約70キロほど離れたスーニオ岬の突端に立っています。
海の神、ポセイドンに捧げられたものとされています。
おとぎ話のような雰囲気の場所です。
ギリシャは歴史が深く、神話や伝説が数多くの残る神秘の国です。
大自然に抱かれながら、この地を回っていると、神話の神々の存在を感じるような瞬間もありました。
続いてデルフォイの紹介です。
デルフォイは古代ギリシャのポーキス地方にあった都市国家で、パルナッソス山のふもとにあります。
この地は、古代ギリシャ世界においては世界のへそ(中心)と信じられており、アポロン神殿で下される「デルフォイの神託」としても知られています。
船を降りてから、バスで3時間走り、コリンティアコス湾を望むパルナソス山の中腹にデルフォイがあります。
ここに至るまでは船の上で、エーゲ海の癒やしエネルギーをもらいリラックスしていましたが、ここに足を踏み下ろした途端、今度は大きな力のエネルギーを感じました。
古代ギリシャでは大地のへそとして、世界の中心と考えられていたデルフォイ。
紀元前2000年頃、大地の女神ガイアが大蛇ピュトンに守られた洞窟で神託を行っていたという伝説が残っています。
ミケーネ時代の終わり頃、ゼウスの息子アポロンがピュトンを矢で殺して神殿を建て、巫女ピュティアの身体を借りて神託を授けるようになった。
その後デルフォイは神託を受けに訪れる人が世界中からの巡礼者の絶えない地となったとされています。
これはアポロンの聖域の中にある世界の中心としてある大地のへそ。
ただし、これはレプリカです。
本物は博物館に置いてあります。下の写真が本物です。
へその周りには麦のようなものが全体についていました。
続いて神託が行われていたというアポロン神殿へ。
ここは紀元前4世紀頃の建築で、5000人を収容する客席を持つ劇場があります。
音楽と文芸の神アポロンにちなんだ演劇や音楽を中心とした祭典ピュティ祭が始まったところだそうです。
写真を撮り忘れたのが残念ですが、やはり神話そのものの美しい場所でした。
2009.08.06