初詣の仕方
新たな年を迎えるにあたり、初詣の作法を改めて知ってみるのはいかがでしょうか。
今回は、ステラ薫子流、初詣の仕方をご紹介いたします。
|初詣の仕方
まず、初詣で大切なことは、日の出の後に参拝すること。
それは、日が昇って改めて、新年の新年の幸がやってくるからなのです。
参拝の時は正装で行きます。持ち物は、白いハンカチ、お賽銭、新年の願い事を書いた用紙です。
お賽銭は、小銭を半紙で包みます。
裏に、男性であれば自分の【名前+命】。女性は自分の【名前+姫命】と書きましょう。
|まずはご挨拶を忘れずに!
神社には鳥居が複数建てられているところもありますが、鳥居は本殿に向かって表(正門)にある鳥居から入るようにしましょう。
鳥居と自分が三角の中心になるところで身なりを整えて、一礼をします。
参道へは、男性は左端から、女性は右端から歩いて行きます。鳥居をくぐったら雑談は控えましょう。
取水舎で手と口を清めます。右手に杓子を持ち取り水を汲み、左手を清め、次に右手を清め、最後に左手に水を注いで口に含んで口をすすぎ清めます。
残った水は、柄(え)の部分に水を流し、杓子を向こう側に向け立て、柄で軽くトントンと2回叩いて、静かに置きます。
そして、脇に挟んだ白いハンカチで手を拭きます。
続いて、狛犬に挨拶をします。狛犬は右側で口を開けているのが「ア」、左側で口を閉じているのが「ウン」。
この一対を「アウン」というのは、英語で言えばAとZのように、世界の入り口と出口を表しているのだそうです。
この狛犬の「アウン」を前にして、自分の立ち位置がちょうど「アウン」と三角になる場所でまた、自分の身なりを整えて一礼しましょう。
|参拝の作法
本殿の階段を上がり、お賽銭は投げずにそっと入れましょう。手荷物は下に置き、2礼2拍手をした後「私はどこどこに住んでいるなになにです」と自分の住んでいる住所と名前をフルネームで名乗ります。
名前を言うときには、男性は「〇〇〇〇(自分の名前)の命(みこと)」、女性は「〇〇〇〇(自分の名前)の姫命(ひめのみこと)」としっかり名乗ってください。
次に具体的な祈願を「〜〜を〜〜します」という感じで、肯定文で願い事を言っていきます。
最後に「よろしくお聞き届けのことありがとうございました。」と言い、一礼します。
そして、本殿に背を向けないように、2〜3歩横にずれてから階段を降り、狛犬に向かい一礼をします。狛犬がいない場合はそのまま神殿に向かってお礼をしましょう。鳥居を出た後も一礼。
初詣の後は、一緒に来た人と軽く食事をしましょう。このことを直会(なおらい)と言います。
これは、神事の後に神に捧げた供物をいただくことにならったことで、食事をすることで神事(初詣)が終わり、日常に戻ることになります。これで初詣が終了となります。
|新年の願い事の書き方
願い事は具体的に書くことが重要です。
写真を参考に、ぜひ書いてみてください。
|手順
1)願い事は半紙に書く
願い事は半紙に毛筆(筆ペンでも構いません)で書き、書き損じた場合にはもう一度書き直しましょう。
2)半紙をたたんでくるむ
書き終えたら願い事をたたみ、さらに半紙でくるんで表に「新年の願い事」「名前」を書きます。
3)お参り後、神棚に置く
願い事を持ってお参りした後は神棚に置きましょう。神棚がない人は、家の東側に置くようにしてください。
4)願い事が叶ったら神社にお礼参りをする
願い事は何個かいても構いません。また、願い事が叶う度、神社にお礼参りをするようにしましょう。
新年、気持ちを新たにスタートするタイミングです。
みなさんにとって、良い年になりますように。
あなたが行くべき神社の見つけ方
あなたが行くべき神社の見つけ方
今回は、意外と知られていないおみくじの読み解き方や、あなたが初詣に行くべき神社の見つけ方、また、旅で幸運を引き寄せるために大切なこと、についてお話したいと思います。
|おみくじについて
みなさんは、おみくじをひいた時にどこに注目していますか?
後半部分では「願望」や「待ち人」など、運勢をわかりやすくまとめられていますが、実はこれらはいわばグリコのおまけ!
一番重要なのは、序文を読み解くことなのです。
このおみくじは、今年の9月に実際に私がひいたものです。
実は11月にも、同じ番号のおみくじをひいています。
序文を読んでいればこそ、同じものだと気づくことができますし、実際につい先日、幸運の兆しでもある「虹色の瑞雲」を見たばかり。
「大吉」や「凶」に一喜一憂しないで、メッセージを自分の身に置き換えて読み解くことが大切なのです。
写真は、浅間大社で写真を撮った「彩雲」です。
|あなたが行くべき神社の見つけ方
初詣は、1年の願い事や決意を胸に、神様に挨拶をする重要なタイミング。そこで、仕事を頑張りたい人が恋愛の神様に行っても仕方がありません。
神社には「主祭神」という祀られている神様がいらっしゃるので、事前にきちんと調べていくことをオススメします。
「調べてもわからない」という方のために、願い事別に私がオススメする神社をご紹介しますので、よかったら参考にされてくださいね。
|願い事別オススメの神社
金運・仕事運:神田明神、熊野本宮大社、鹿島、香取神宮
神田明神と熊野本宮大社については、年末年始特集の中でも取り上げていますので、気になる方は過去の記事も読んでみてください。
健康運:香取神宮
恋愛運:伊豆山神社・出雲大社
安産:日枝神社
|神様のヤキモチ問題
「いろんな神社にお参りしてしまうと、神様がヤキモチを妬いて、願いを叶えてくれない」などと言われることもあるようですが、私としては、それはないと思っています。
ただし、お願いをした神社へのお礼参りは、必ずしましょう。
逆に、お礼参りをしづらい所にお願い事に行くのはやめたほうがいいでしょう。
ちなみに、伊勢神宮は国の神事を執り行うところなので、個人のお願いは叶えてくれません。
|産土神社(うぶすなじんじゃ)
産土神社(うぶすなじんじゃ)とは、自分の住まう土地の神様が祀られている所です。
地域の産土神社がわからない、という場合は、年配の方に聞いてみると知っている場合もありますし、ネットで調べてもいいと思います。
もし、どうしてもわからない場合には、特定しなくても、家から近い神社に行きましょう。
近所で見守ってくださっている神様へのご挨拶は忘れずに、ということです。
|旅で幸運を引き寄せる方法
旅は、動くことで”気”を変え、いつもと環境を変えることでしがらみから外れることができる、つまり、自身の鎧を脱いでリセット・浄化していくことができます。
日常に疲れ、イライラしてた人が、旅先では人に気配りができるようになる、ということは往往にしてよくあるのですが、これが肝心!
出会ったことがない人との出会い、今まで触れたことのない言葉やメッセージを受け取り、今までの自分とは違う自分になることで、旅が幸運を引き寄せるスイッチになるのです。
せっかく旅に出るのですから、幸運を引き寄せる旅にするために、私が大切にしていることをお話ししましょう。
まず1つめは、誰と行くか。これは非常に重要です。
旅は時間とお金をかけていくものなので、誰かと行く場合には、価値観が似ている人、あるいは目的が同じ人と一緒に行くことを考えましょう。
「学生時代のお友達」や「職場の仲間」との旅行では、日常の自分をリセットすることはできませんよね。
もしも幸運のスイッチを入れるため「運命を変える旅」をしたいのであれば、1泊2日でも構わないので、ひとり旅をオススメします。旅先で新しく出会う人は、価値観が違う人でももちろんオッケーです。
ひとりでは行きづらい場所であれば、例えば「ヨルダンのデッドシーに浮かびたい」など具体的な目的が同じ人と一緒にツアーを企画してもいいかもしれません。
ただ、やはり何人かで一緒に行くとなると、他人の時間軸に縛られることになります。
1日でも、数時間でも構わないので、それぞれ自由行動の時間を作り「自分の時間を取り戻す」ということ意識して、自分を見つめ直す時間にあててみてください。
2つめに大切なことは、何を食べるか。
海外で日本食レストランを一生懸命探したり、国内旅行のときにもチェーン店を利用したりする人もいますが、その土地のものを食べてみることが大切だと私は思います。
食事は土地の文化が色濃く反映されます。
まさに、新たな価値観や文化との出会いの機会です。
また、その土地の食べ物を取り入れることで、土地のエネルギーをもらうことにもなります。
この2つを意識して旅をすることで、素直な自分を取り戻し、幸運のスイッチが自然と入っていくきっかけになるはずです。
※2019/10 ヨルダン デッドシーにて